今回は、シニア世代の英語学習について書いてみたいと思います。最近では、シニアから始める英会話もいろいろと増えてきていると思います。しかし、英語を始める時に「今から覚えられるだろうか?」「長続きするだろうか?」このような心配事もあるかと思いますが、その部分も今回は、マナビバで英語のレッスンで実際に教えている永冨先生の意見も交えて説明をしていきたいと思います。
1. 英語っていくつになっても覚えられる?
やはり大人になってから英語のレッスンをする時に感じることは、「レッスンを受けて本当に身につくだろうか?」だと思います。そんな不安に思われる声に対して永冨先生は、このように答えています。「個人的には、語学学習のスタートに年齢は関係ないと考えています。なぜなら、語学は必要だと思った時が学ぶときですし、身につくときだからです。もちろん、小さいときに学でいた場合に覚えが早かったり、キレイな発音を習得しやすかったりなどのメリットはあると思います。しかし、「英語=何かを成し遂げるためのツール(道具)」と考えると、必要になった人が必要になった時に手に入れることができたら、学んだことも効果的に身につくものだと思っています。たくさんの人生経験と語彙力を兼ね備えたシニアだからこそ、小さい頃に学ぶ英語学習とは違う覚え方ができると考えます。」
子供の頃から英語を学ぶメリットとしては、先入観なく教えられたことを表現できるので発音なども先生の発音をそのまま発することができるメリットがあります。ただ、永冨先生のコメントにあるように大人の場合は、子供には無いたくさんの人生経験と語彙力を兼ね備えています。ですから論理的に英語学習ができるというメリットもあるはずです。もっとポジティブに考えるとすれば、自分たちの世代では、日本の英語学習は今ほど成熟しておらず、新たに学べることがたくさんあるということです。そう考えると「語学は必要だと思った時が学ぶとき」というコメントも納得できるのではないでしょうか?
2. シニア世代から英語を習ってどこで活かしているの?
次にシニア世代が英語を学ぶ理由に、どのような目的があるのでしょうか?例えば、若い時に英語を話せたりしていた方などはレッスンしなおして、アルバイトで人に英語を教えることを目的としている方もいます。定年間近の人が転職を考えてレッスンしなおすケースもあると聞きます。また別のケースでは、ボランティアをしようと考える人が英語をレッスンして海外協力隊で海外ボランティアとして活動をしようというケースもあるそうです。このように仕事や活動を行うために英語学習を行っていくケースもあります。では、それ以外の目的はどのようなものがあるでしょうか?人生100年時代と言われている中で、生涯学習として老後の楽しみや生きがいとして学ばれる方もいます。そして、その学習したことを活かすために海外旅行や日本の観光地で外国人のいるところで使うケースもあります。旅行などは、子供や孫と一緒に旅行へ行くことをモチベーションとしてレッスンする方もいらっしゃるとか…孫の前でスラスラと英語が話せる「じいじ」と「ばあば」がいたら孫から憧れの眼差しを受けるなんてことも・・・(笑)
3. 英語が長続きしない理由?
三日坊主という言葉があるように、習い事など長続きしないということは誰しも起こりうることです。目標がある場合は、達成をするまで嫌々でも頑張れますが、シニア世代の場合は、どのようにしてモチベーションを保ったら良いでしょうか?再び永冨先生にこの英語が長続きしない理由を聞いてみました。「学生時代と違って、試験もなければ将来のためにというモチベーションを持ちづらいというのが大前提にあるかと思いますが、私個人的には皆さんが学びを辞めてしまうことの大きな理由は、「真面目過ぎるから」だと考えています。昔学んだときと同じように、文法や単語をしらなくては!と焦ったり、学んでも忘れてしまう自分に苛立ってしまったりという生真面目さが歩みを止める原因になっているのでは?と思います。とにかく、忘れたらまた覚えれば良いし、あくまでも趣味の一つ、もしくは頭の体操程度に考えて、楽しみながら英語を学ぶと良いのでは?と考えています。」」
永冨先生のお話しの通りで思い通りにならないと自分自身に苛立ちを感じてしまったりして嫌になってしまうケースもありそうです。シニア世代に英語学習は、楽しみながら、気長にマイペースで取り組むことがポイントになると思います。
4. 語学力を学ぶとこんな効果もあります。
上記でお話しをした通りシニア世代の英語学習は、学生時とは違い目的も多少異なることがあります。ですから勉強と思わずに楽しみとして自分の幅を広げると思いながら取り組まれることが大事なのだと思います。さらにシニア世代の学びの効果は、1つだけではありません。いつまでも健康でいられるためにそれ以外にも期待できる効果があります。
①レッスンの場がコミュニティとなる
これは、マナビバでレッスンを受けられるご利用者様を見ていると運動系のプログラム、カルチャー系のプログラムでも同じことが言えるのですが、最初は1人ひとり「健康になりたい」「スキルアップしたい」「ダイエットしたい」などレッスンを受ける目的が違うのですが、他の参加者と同じ時間を共有することでそのレッスン内で一体感が出てきます。できた喜びや上手くいかなかったときも周りを見渡して頑張るなど1人では感じられない思いが、次第に小さなコミュニティとなって話が弾んだりします。老後になると出不精になったり人と会うのが億劫になったりしてきます。そんな時に同じ目標・時間を共有する仲間がいるということは生きがいを感じられる要因になります。
②脳トレ効果も生まれます。
新たなことを学ぶということは、それだけで脳トレ効果が生まれます。当ブログでも何度か書きましたが、脳には複数の機能があります。その複数の機能をバランスよく鍛えないとある部分の脳機能が衰えていきます。英語などの語学学習の場合、聴き取って脳で理解する脳を使います。また、耳や目で見た情報を理解する脳も使いますし、記憶する脳も使っていきます。その他にもコミュニケーションを取る機能など複数の脳機能を使うのでとても有効です。
このようにシニア世代の英語学習は、学習するだけではなく生きがいや健康にも良い影響をもたらせてくれます。英語を再び覚えたい方でも、これから覚えたい方でも一緒に楽しくレッスンしてみませんか?
永冨敦子(ナガトミアツコ)先生 プロフィール
大学では外国語学部英語学科で学び、在学中には交換留学生として1年間アメリカの大学に留学。 卒業後は留学コンサルタントを経て2003年から英語講師として経験を積み2009年にキッズ向け英語教室アカデミーティーダを設立。現在、沢山の生徒さんを持ちながらもシニア英語教師に挑戦。
・主な担当プログラム
英会話、「らくらく英会話」&「懐かしい洋楽を歌おう!」
・趣味
ミュージカル鑑賞
・好きな言葉は?
Where there’s a will, there’s a way. 意思あるところに道あり
・マナビバの生徒さんで変化を感じたこと
生徒さんのご挨拶が「おはよう」ではなく「Good morning!」で挨拶をして下さるようになり、「How are you?」の問いには、間髪いれずに返答が返ってくるのを見ると、みなさんの英語への抵抗感がなくなって来たのを感じます!
・先生にとってマナビバどんな存在?
私自身が学びを得る場所。皆様の生きてきた経験や培ってきた知恵をシェアしながら、私も一緒に楽しく学ばせてもらっています。
・今後、マナビバでやりたいことは?
私のレッスンを受けて下さっている生徒さん全員が、自ら外国人に話しかけ、一つでも日本の素晴らしさを伝えられるよう自信をつけてもらいたいです。
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