今回は、日本人に多いと言われている猫背についての内容になります。老若男女限らず丸まった背中はキレイではないですよね!今からでも姿勢に気を付けて美しいボディメイクの第一歩を目指してみてはいかがでしょうか!
1. 猫背の原因は筋力不足?
以前、猫背の人がため息をついている光景を目にしました。その姿を見て何か悩みを抱えているのかと心配しましたが、本人はそうでもなさそうで呼吸をする時の癖だったようです。日本人は猫背の人の割合が多いと言われていますが、猫背は何が原因なのかご存知でしょうか?筋力低下が原因なのでしょうか?でも筋力の低下なら若い人はそれなりに筋力もあるでしょうからそれだけが理由とは言い切れないと思います。では、猫背は何が原因なのでしょう。答えは生活習慣からくる姿勢が問題なのです。例えば長時間の勉強やデスクワーク、車の運転などで悪い姿勢のままでいることが原因です。また最近では、長時間のスマホの使用も姿勢に影響をしてきます。最近よく聞くストレートネックです。この時の姿勢の悪さが体に染みついてしまい猫背になるのです。猫背は、見た目が悪いだけなら良いのですが体にも影響を及ぼします。
2. あなたは、どの猫背のタイプ?
そんな体に影響を及ぼす猫背ですが、猫背にもいくつかのタイプがあります。ここで全てではありませんが、いくつかの猫背にパターンを紹介していきます。あなたのパターンを確認してみてください。
●首猫背
首猫背はイメージとして顔が前に出てしまい背中が丸まってしまう状態です。このような状態ですと首への負担は大きくなります。この首猫背は主に長時間スマホの使用、長時間パソコンを使用している方がなりやすいパターンです。俗にスマホ首やストレートネックなどとも言われています。
●背中猫背
背中猫背は、背中が丸まっている状態で一般的によく言われている猫背のパターンです。このタイプもデスクワークをされる方に多いのではないでしょうか?座りながらの作業で姿勢の維持が辛くなり背中が丸まってしまうタイプです。
●腰猫背
腰猫背のタイプは、背中猫背より下の腰部分が丸まっている状態です。主にデスクワークが原因ですが、椅子の背もたれに寄りかかって座ってしまう人に多いタイプです。
●円肩型猫背
円肩型猫背は背中よりも肩が前に丸まってしまう姿勢の状態です。前のめりになりがちな方に多い症状です。
3. 意外と怖い猫背の影響で起こりうる症状
先程も少し触れたように猫背には、幾つかのタイプがありますが、その症状において体に良くない影響を及ぼし最悪の場合は、重病になる恐れもあります。首猫背の場合は重度の肩凝りや首凝りになります。ひどい場合ですと偏頭痛になる場合もあります。次に背中猫背の場合ですが、体が丸まってしまうので内臓が圧迫され内臓の負担が多くなります。内臓が圧迫されると内臓への血液の循環も悪くなります。また、肺にも負担がかかり呼吸が浅くなり風邪をひきやすくなります。背中の丸まりが様々な箇所に痛みを引き落とすこともあります。腰猫背は腰痛や冷え症になりやすく下半身に影響を及ぼします。また腸を圧迫するので便秘のリスクも高まります。円肩型猫背は主に肩凝りになりやすく四十肩・五十肩のリスクもあります。このように猫背の種類によって懸念される症状がいろいろあり特に加齢と共に病気になるリスクも高まってきます。
4.猫背の直し方
まず始めにやることはストレッチから・・・
猫背は姿勢の悪さからくる体の強張りが主な原因です。ですからストレッチで体に柔軟性をもたせることから始めましょう。まずは肩甲骨のストレッチから行ってみましょう。猫背の場合、多くは肩甲骨が前に入り込んでいるケースが多いです。その肩甲骨を元の位置に戻してあげることが必要です。
円肩柄猫背の方には特に有効ですが猫背の方全般に有効なストレッチです。肩甲骨周りのストレッチと同時に胸の筋肉のストレッチも行いましょう。以外に思われる方もいると思いますが、胸の筋肉もストレッチしていく必要があります。肩甲骨と対面する胸の筋肉を伸ばしてあげることで肩回りのバランスがよくなります。肩甲骨のストレッチと同じ動作で大丈夫です。背中で両手を組んで両手を体から遠ざけるように伸ばします。胸を張るような感じで行います。その時に肩甲骨が動いている感じになれば肩回り柔らかくなった証拠です。ストレッチを開始して間もない方は、肩甲骨の稼働も限定的でなかなか実感できないと思いますが、一回に長い時間ではなく、一日に何回かに分けてやると徐々に柔らかくなってきます。
次に首のストレッチです。首を横へ傾かせて傾かせた方の手で頭をもち傾きを補助するような動きを行います。これを左右ともにやると首の筋肉が伸びていきます。伸びた感覚があればその後に首回しを行うのも効果的です。猫背は背中周辺だけの問題と思われる方も多いと思いますが、実は姿勢の悪さは下半身の固さも影響しているのです。腰回りや股関節がカチカチの状態ですと椅子に座った時に上半身へ影響してきます。ハムストリング、前モモ、外側のモモ、股関節、お尻まわりなど下半身全体を満遍なくストレッチすると体全体のバランスも良くなり猫背改善に繋がります。
体が柔らかくなったら筋力もつけましょう!
体が柔らかくなったと感じたら次は、姿勢を保つ筋力をつけましょう。筋力と言っても外見でわかるムキムキの筋肉ではなく体幹・インナーマッスルを鍛えてあげることが必要です。簡単に言えば体の「軸」を強化してあげることです。少しでも長い時間良い姿勢を保てれば猫背の状態でいる時間も少なくなり結果的に猫背の改善に繋がります。
正しい座り方(姿勢)を意識しましょう。
最後は、柔軟性のある体で筋力がついても普段の座っている姿勢が悪ければ、猫背は改善することはありません。ストレッチや筋トレを有効にするには普段の生活の姿勢を良くしていくことが一番です。正しい椅子の座り方として①椅子の奥にしっかり座ります。②背もたれに体を預けます。この時、背もたれは地面に対して真っ直ぐの状態にしてください。(寄りかかって反り返った姿勢はダメです。)③顎を引いて、背筋を伸ばすことを意識してください。前のめりになってしまうと猫背になってしまいますので、気を付けてください。歩いている時も姿勢を意識しておきましょう。日頃から意識することで良い姿勢になってきます。
【ワンポイント!】
肩回り・首を柔らかくすると顔にシワが出来にくくなる?
凝りは血流の悪さを意味します。その血流が悪くなると皮膚も硬くなりシワが出来やすくなります。顔に近い肩や首が強張った状態ですと、シワが出来る原因になります。「凝りの解消=血流を良くする」を意識して「美しさは柔らかさから」と覚えておきましょう!ストレッチや体幹を鍛える詳細については下記の記事を参照にされてください。
まとめ
●猫背は生活習慣の姿勢でなります。
●猫背にはいくつかのパターンがあります。
●猫背を改善するにはストレッチと筋トレ(体幹・インナーマッスルの強化)で改善します。
●猫背を改善する時は、普段から姿勢と血流の改善を意識しましょう。
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